三菱自動車は、日本IBMとのITアウトソーシング契約を更改し、2025年9月まで延長した。日本IBMは、三菱自動車のIT保守運用アウトソーシングを通じて、全体最適とITインフラのモダナイゼーション(近代化)を図るとしている。
両社は2002年から関係を維持している。ITシステムについては、高い品質での安定稼働の維持と生産性向上やIT固定費の抑制が求められていたという。
日本IBMは、三菱自動車の次期ITシステムについて、個別最適化されている既存システムを生かつつ全体最適へのモダナイゼーションを進めるために、ハイブリッドクラウドの構築を検討していると説明する。
これにより企業外システムとの連携や新規ビジネスの迅速な開始などの企業競争力の向上を支援し、システムの構築や運用では、自動化の拡大とオフショアの活用でコストを抑制しながら高品質、安定のITサービスを目指すとしている。