Salesforce.comが12月10日に明らかにしたところによると、南カリフォルニア大学と共同開発した同社の機械学習システムが、92%の精度で乳がんの兆候を見つけることに成功した。
このシステムによる分析結果が、乳がん患者の適切な治療法を決めることに役立つという。Salesforce.comによると、毎年米国で200万人以上の女性が乳がんの影響を受けており、米国女性の8人に1人が一生の中で乳がんに罹患(りかん)している。
2020年は新型コロナウイルス感染症が世界中で猛威を振るった1年となり、医療崩壊の懸念と常に隣り合わせだったことは言うまでもない。医療が行き詰まる中で、その代わりをITができるのであれば意義のあることだ。
医療を支援するAI、機械学習などIT活用に関する記事を集めた。