ここ数年、戦略的な提携を発表してきているMicrosoftとSAPが米国時間1月22日、再び提携の強化を表明した。両社はこの提携に基づき、2021年のアップデートの一環として、「Microsoft Teams」をSAPのビジネスアプリケーションに統合していくという。
提供:ZDNet
具体的にはTeamsと、「SAP S/4HANA」や「SAP SuccessFactors」「SAP Customer Experience」といったSAP製品の間で新たな統合を実現するという。両社は、こうした統合を2021年半ばに顧客に提供する計画だとしている。
MicrosoftとSAPは同日、ここ数年取り組みを続けている、「Microsoft Azure」上でのS/4HANAの採用を加速させるとも述べた。発表では、「SAP ERP」のオンプレミス版をクラウド上のS/4HANAに移行する作業の簡素化や、顧客やパートナー企業との間のジョイントエンゲージメントの強化、プラットフォームやインフラへの投資拡大(マイグレーション自動化や、運用、監視、セキュリティの強化)が挙げられている。
両社は少なくとも2011年から、Azure上でSAPのビジネスソフトウェアやサービスを実行可能にするために協力してきている。そして2014年に両社は、SAPの中核ビジネスアプリケーションの多くがAzure上で認定されるようになると発表していた。なお、Amazon Web Services(AWS)のパブリッククラウド上では、同様の認証が2011年から実現している。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。