大日本印刷(DNP)は、建物のメンテナンス業務を管理するSaaS(Software as a Service)の開発/提供を行うBPMと資本業務提携を締結した。
両社は今後、住宅、オフィス、商業施設のメンテナンスなどを行う業界において、建築物のリフォーム業務に関連するITプラットフォームの構築や、顧客にとって新たな価値を創出するサービスの開発などに取り組んでいく。
DNPは、住宅やオフィス、医療/介護施設、商業施設やホテル、鉄道車両や自動車などで使用する内/外装材をはじめ、さまざまな生活区間への総合的なソリューションを提供している。また、DX(デジタル変革)の流れを捉え、企業の課題解決や消費者の感動体験、利便性向上につながる新しい価値を提供しているという。
BPMは、建物のメンテナンスや施工に関わる不動産管理会社や修理業者の情報連携を促進し、工事作業の依頼から報告管理、保守点検まで一連の業務を効率化している。
両社は今回の資本業務提携によって、建築資材データベースの整備、修繕データの蓄積、現地調査や見積り作成を効率化するサービスや受発注システムの開発などを通して、建物メンテナンス業界向けの価値を創出していく。