富士通、ポルトガル政府からスーパーコンピューターシステム受注--医療などに活用

NO BUDGET

2021-02-22 07:00

 富士通はポルトガル政府から、10ペタフロップスのスーパーコンピューターシステムを受注した。

 同システムは、ポルトガル政府による、学界/産業界の研究者に世界レベルの研究能力をもたらすイニシアティブの一環として、EuroHPC共同事業とポルトガル政府科学技術機構の資金拠出によって受注した。2022年初頭に運用が開始される予定。

 同システムは、スーパーコンピューター「富岳」にも使用されているプロセッサー「FUJITSU Processor A64FX(A64FX)」を搭載したスーパーコンピューター 「FUJITSU Supercomputer PRIMEHPC FX700」1632台などで構成される。A64FXは、高性能サーバー向けの命令セットアーキテクチャー「Armv8.2-A Scalable Vector Extension」に準拠するとともに、エネルギー効率が優れている。

 今後、同国の「Minho Advanced Computing Center」に設置され、医療やバイオエンジニアリング、気象予報、気候変動、新材料や新薬の発見など、公共と産業界における先進的な科学研究を支援するほか、AI(人工知能)やビッグデータの活用にも貢献していく。

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