Broadcom、シマンテックなどのソフトウェアを「Google Cloud」に移行へ

Larry Dignan (ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2021-04-14 14:22

 Broadcomは米国時間4月13日、同社が有するSymantecのスイートや、CA Technologiesの製品を含むエンタープライズオペレーションソフトウェアを「Google Cloud」上で提供すると発表した。

 Broadcomによると、Google Cloudとの戦略的提携に基づき、セキュリティやオペレーション、DevOpsのアプリケーションポートフォリオで、「クラウドサービスの統合」を強化していくという。

 Broadcomは、「Symantec Web Security Service(WSS)」と「Cloud Access Security Broker(CASB)」について、Google Cloudへの移行が完了し、同社のその他のサイバーセキュリティアプリケーションについても間もなく移行するとしている。また、Google Cloudインフラで、同社のセキュリティスタックをモダナイズするとともに、サービスのデリバリープロセスなどを標準化しているという。

 Broadcomによると、Google Cloudのインフラによって、新しいクラウドネイティブなサービスの開発が加速されるほか、サービス間通信のレイテンシーを低減できる。また、スケーラビリティーやレジリエンスの向上、インフラのコンプライアンス認証の強化も可能になる。

 今回の提携の下、Broadcomは「Dataproc」や「Google Cloud SQL」「Bigtable」といったGoogle Cloudのアナリティクスツールを活用することになる。

 まずはセキュリティソフトウェアから移行が開始されているが、ビジネスマネジメント、テスト、DevOps、AIOps、アジャイルマネジメントアプリケーションなども移行するとみられる。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    生成 AI 「Gemini」活用メリット、職種別・役職別のプロンプトも一挙に紹介

  2. セキュリティ

    まずは“交渉術”を磨くこと!情報セキュリティ担当者の使命を果たすための必須事項とは

  3. セキュリティ

    迫るISMS新規格への移行期限--ISO/IEC27001改訂の意味と求められる対応策とは

  4. セキュリティ

    マンガで分かる「クラウド型WAF」の特徴と仕組み、有効活用するポイントも解説

  5. ビジネスアプリケーション

    急速に進むIT運用におけるAI・生成AIの活用--実態調査から見るユーザー企業の課題と将来展望

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]