マイクロソフト「Teams」に"バーチャル通勤"など--ウェルビーイング重視の新機能

Liam Tung (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 緒方亮 吉武稔夫 (ガリレオ)

2021-04-22 16:46

 Microsoftは、同僚に称賛を送る、「バーチャル通勤」などの新機能を「Teams」に追加している。バーチャル通勤は、就業時間を終えてくつろぎを得られるよう支援する機能だ。

 「Microsoft 365」担当コーポレイトバイスプレジデントのJared Spataro氏は、新機能を紹介するブログの中で、「デジタル化がもたらす負荷は現実のものであり、何かが変わらなければならない」と述べている。

 その変化をもたらすため、Microsoftは内省、称賛、バーチャル通勤といったウェルビーイング体験をTeamsに導入する。

 Teamsの内省機能は、自分がどのように感じているかということについて認識を高め、徐々にパターンを見出せるようにする。Microsoftによると、これらのインサイトは、そのユーザー個人のプライベートなものとなる。

 「称賛を送信」する機能は、「同僚への感謝の気持ちを示すことができるようにするものだ。称賛するスケジュールをリマインダーで設定し、謝意を示すことを習慣化できる」という。

 バーチャル通勤の考え方については、コロナ禍でこれまでにもMicrosoftが話題にしてきた。

 Spataro氏によると、バーチャル通勤は「終業時に作業を切り上げ、翌日の準備をし、心穏やかに個人の時間に移行する上で役立つ」という。

 これらのウェルビーイング体験の機能は来週より、Microsoft Teamsの「Viva Insights」アプリで提供される。

 Microsoftは「Work Trend Index」の中で、「2021年はチームのサイロ化が進み、デジタル疲れが現実の容認できない危険要素となった」としている。Work Trend Indexは、31市場の3万1000人を超えるフルタイムの従業員や自営業者を対象とした1月の調査を基にしたレポートだ。

 調査によると、41%の従業員が翌年には現在の職場を離れようとしており、46%はリモートで働けることを理由に、動く可能性があると答えているという。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]