編集部からのお知らせ
記事まとめ「テレワーク常態化で見えたこと」
新着記事まとめ:経産省のDX本気度とは?

マイクロソフト、従業員エクスペリエンスプラットフォーム「Microsoft Viva」発表

Mary Jo Foley (ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部

2021-02-05 11:45

 Microsoftは米国時間2月4日、「Microsoft Viva」を発表し、従業員エクスペリエンス分野に大々的に参入した。Microsoft Vivaには、「Yammer」や「SharePoint」から、分析機能およびナレッジ管理サービス「Project Cortex」の要素まで、同社の既に利用可能な技術と新技術がパッケージ化されている。

 Microsoft Vivaは、最高経営責任者(CEO)Satya Nadella氏も参加したオンラインイベント「Reimagine the Employee Experience」(従業員のエクスペリエンスを再構想する)で披露された。これにより同社は、従業員のオンボーディング、継続的な業務関連教育、ナレッジディスカバリーなどのツールの分野に参入したことになる。新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、こうしたリソースを従業員に仮想的もしくはリモートで提供することはとりわけ課題となっている。

 同社がMicrosoft Vivaを「プラットフォーム」と銘打っているのは、拡張性があり、アプリレイヤーにサードパーティーのサービスを統合できるからだ。Vivaはあらゆる規模の企業の従業員、そして全ての職務をターゲットとしたものだ。教育市場向けではないようだ。

 現在Vivaは4つの柱で構成されているが、同社はその数を増やす予定だと述べている。これらの柱は、従業員の日々の業務エクスペリエンスのさまざまな部分を表している。それぞれの柱には、複数の「Microsoft 365」のコンポーネントや、そのほか同社の技術が含まれている。

 ユーザーは、4つの柱(エンゲージメント、ウェルビーイング、ラーニング、ナレッジ)を示す4つの新しいアプリを通じて、Vivaを利用することになる。Vivaは「Microsoft Teams」と「Microsoft 365」の生産性やコラボレーションの機能と連携する新たなエクスペリエンスを提供する。Microsoftによると、Vivaの一部の機能はMicrosoft 365で利用可能になり、例えば「Outlook」で「Viva Insights」を、「Microsoft Word」などのOfficeアプリで「Viva Topics」を使えるようになるという。

 Microsoft Vivaで提供される4つの柱(エクスペリエンス)は、以下の通り。

Viva Connections:SharePointのイントラネット体験、Yammerのコミュニティー、「Stream」の動画コンテンツ、Teamsのライブイベントなど、社内コミュニケーション機能を統合する。社内コミュニケーションや企業リソースへのゲートウェイもしくはダッシュボードとして機能する。

Viva Insights:組織の誰もが目標に向け、前進できるよう支援するパーソナライズされた、実用的なインサイトを個人やマネージャー、リーダーに提供する。個人のエクスペリエンスやインサイトは、定期的な休息を取る、仕事や学習に集中する、同僚との関係を強化するといった時間を持つことができるよう支援する。マネージャーやリーダーは、チームや組織レベルで傾向を把握するとともに、生産性とウェルビーイングの最適なバランスのレコメンデーションを確認できる。リモートワークでも仕事と家庭の生活の気分を切り替えられるようにする「Virtual Commute」や瞑想アプリ「Headspace」など、Teamsの個人向けウェルビーイング体験が用意されるという。また「Workplace Analytics」のメトリクスや推奨事項も提供するという。

Viva Learning:2020年に発表したTeams向け学習アプリを中心としたものとなるようだ。Viva Learningアプリは4日よりプライベートプレビューで提供される。「LinkedIn Learning」や「Microsoft Learn」のほか、サードパーティーおよび自社独自のコンテンツライブラリーから提供されるコンテンツを用意し、組織で利用できるすべての学習リソースを1カ所にまとめる。

Viva Topics:ナレッジディスカバリーのエクスペリエンスを提供し、組織内の情報や専門性を結びつけられるようにする。ナレッジ管理のProject Cortexの一環として設計されたコンポーネントを提供するもので、「Topic Cards」などがある。Microsoft 365全体で、カードを通じて人々が専門家とつながることができるよう支援する。

 Vivaでは、Microsoftが既存の自社アプリやサービスを新たな方法で統合しようとしているが、傘下のLinkedInをはじめ、パートナーがVivaプラットフォームの一部となることのできる手段として重視している。

 例えば、Viva Learningのパートナーには、Skillsoft、Coursera、edX、Pluralsight、Cornerstone OnDemand、Saba、SAP SuccessFactorsが含まれる。Viva Insightsでは、ダッシュボードで従業員がどのように感じているかといったLinkedInのGlintからのフィードバックを、Viva Insightsからのコラボレーションデータと組み合わせることができる。さらにZoom、Slack、Workday、SAP SuccessFactorsなどのツールの分析データも統合できるという。

 Viva Topicsは4日現在、Microsoft 365の商用プランのアドオンとして一般提供されている。Teams内のViva Insightsアプリ、新しいGlint、Viva Insightsダッシュボードは現在パブリックプレビューとなっている。Viva Learningアプリは現在プライベートプレビューで、Cornerstone OnDemand、Saba 、SAP SuccessFactorsなどのマネジメントシステムとの統合機能を2021年中に提供開始する。Vivaの料金設定やライセンス方法については明らかにされていない。Vivaのコンポーネントは、個別にライセンスされるのか、スイート全体でしか利用できないのか筆者が尋ねたところ、コンポーネントの一般提供を開始するときに情報を提供するとの回答だった。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

特集

CIO

モバイル

セキュリティ

スペシャル

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]