日立製作所(日立)、ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO)、三菱HCキャピタルは、GDOが運営するGDO茅ヶ崎ゴルフリンクスで、指静脈認証を用いたゴルフ場への入場やプレー費用の決済に関する共同実証を開始した。
受付に指静脈認証装置を2台設置し、受付の無人化を試行する。実証システムには、日立独自の技術PBI(Public Biometric Infrastructure:指静脈や顔、虹彩などの生体情報を暗号化し、登録/照合することで、安全かつ確実に本人を特定する)を用いた生体認証統合基盤サービスを活用する。
認証装置(左)と使用イメージ(右)(報道発表社:日立)
実証では、日立が生体認証統合基盤サービスと端末の提供、GDOが実証場所の提供、利用者への付加価値サービスの検証を担当する。三菱HCキャピタルは、データ活用やサービスなどのビジネスモデルの構築を支援する。
ゴルフ場への入場や決済時における指静脈認証の有用性、無人受付の運用を検証することで、各種手続きの簡素化、利用者の利便性向上、混雑状態の回避などを図る。将来的には無人受付を活用することで、利用者のニーズは高いものの、スタッフの配置が困難な早朝などのプレーといった新しいゴルフスタイルを推進する。