東京ガスは、従業員約8000人を対象とした人事・給与・就業システムとして、電通国際情報サービス(ISID)が提供する統合人事システム「POSITIVE」を採用し、本格稼動を開始している。
POSITIVEは、統合HCM(Human Capital Management)ソリューションとしてグローバルやグループでの戦略的な人材管理を支援する。人事・給与・就業管理やワークフローに加え、タレントマネジメントやモバイル対応など広範な機能を網羅しており、中堅企業向けパッケージと併せて2700社以上の導入実績がある。
東京ガスの人事部門では、生産性向上を目的とした業務プロセス改革を重要なミッションに掲げ、人事業務を効率化するとともに2022年に控える導管部門の法的分離などの組織改編へ柔軟に対応すべく、人事基幹システムの刷新を決定した。
今回のシステム刷新に当たり、東京ガスは、POSITIVEの標準機能と業務フローを前提に、人事異動や給与計算、勤怠管理などの業務プロセス改革を行った。POSITIVEの稼働により、業務ごとに分散していた6つのシステムの統合および業務プロセス改革が実現し、年間1万時間超の人事業務削減と約5割のシステム保守・運用コスト削減を見込んでいる。