「Windows 11」、機能アップデートは年1回に

Mary Jo Foley (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 矢倉美登里 吉武稔夫 (ガリレオ)

2021-06-25 10:33

 2015年に「Windows 10」をリリースした時、Microsoftは機能アップデートを年に2~3回提供する計画を発表した。そのスケジュールは2017年までに変更され、Windows 10の機能アップデートは年に2回提供されることになった。

PCを使用する人
提供:Microsoft

 Microsoftはその後も、管理者が更新プログラムのインストールを延期できるようにして、機能アップデートを年に複数回実施する影響を緩和しようとしてきた。サポートのスケジュールも変更し、通常春にリリースしていたWindows 10の機能アップデートはサポート期間を18カ月とする一方で、秋の機能アップデートは「Enterprise」「Education」の各エディションについてサポート期間を30カ月とした。そうした変更により、多くのITプロフェッショナルは毎年の機能アップデートのうち、春にリリースされる更新プログラムはインストールせずに、一般ユーザーがそれをさらにテストするに任せ、毎年秋の更新プログラムだけをインストールするようになった。

 そして同社はこのほど発表した「Windows 11」より、年1回のアップデートに移行する。サポート期間は、「Home」「Pro」の各エディションが24カ月、「Enterprise」「Education」の各エディションが36カ月になる。

 Microsoftは今後も、パッチやバグ修正については、定期的な累積アップデートをすべてのWindows 11ユーザーを対象に年間を通じて提供する。機能アップデートは今後も、現在と同じく「Windows Update」で提供する。更新プログラムはサイズが40%縮小し、バックグラウンドで行われるという。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    生成 AI 「Gemini」活用メリット、職種別・役職別のプロンプトも一挙に紹介

  2. セキュリティ

    まずは“交渉術”を磨くこと!情報セキュリティ担当者の使命を果たすための必須事項とは

  3. セキュリティ

    迫るISMS新規格への移行期限--ISO/IEC27001改訂の意味と求められる対応策とは

  4. セキュリティ

    マンガで分かる「クラウド型WAF」の特徴と仕組み、有効活用するポイントも解説

  5. セキュリティ

    VPNの欠点を理解し、ハイブリッドインフラを支えるゼロトラストの有効性を確認する

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]