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NEC、「スポーツビジネス推進本部」を新設--企業スポーツのビジネス化を加速

藤本和彦 (編集部)

2021-07-19 13:34

 NECは7月19日、企業スポーツチームの地域連携を図りながら自立的な事業運営を目指す「スポーツビジネス推進本部」を2021年6月1日付で新設したと発表した。今後は同社が運営するラグビーの「NECグリーンロケッツ東葛」と女子バレーボールの「NECレッドロケッツ」において「企業スポーツの新しい在り方の形成」を目指す。

 これまで、同社のスポーツチームは従業員の福利厚生や士気高揚、社内の一体感の醸成を目的に運営されてきた。2018年にはバレーボール「Vリーグ」で自主興行制が始まり、2022年1月に開幕予定のラグビー新リーグでも自主興行を前提となっている。自主興行制では、各チームがホームゲームの運営を行い、チケットやグッズの販売から収入を得ることが可能になる。

NECが持つテクノロジーを活用し、愛され、勝てるチームづくりへの改革を進める
NECが持つテクノロジーを活用し、愛され、勝てるチームづくりへの改革を進める

 スポーツビジネス推進本部の本部長には、バスケットボール「B.LEAGUE」に加盟する「千葉ジェッツふなばし」の創設者で、2019年にはJリーグ加盟の「アビスパ福岡」の社長代行を務めた梶原健氏が就任。梶原氏はスポーツのビジネス化として「チーム強化」「地域コミュニティーの活性化」「収益性向上」の3つを挙げる。

 チーム強化では、NECロケッツ両チームの体制強化をはじめ、スポーツの指導方法をデジタル化するコーチングメソッド管理や、ウェアラブルデバイスから収集したデータや血液をもとにAI(人工知能)で選手のコンディションデータを分析するコンディションチェック、映像を活用したパフォーマンス分析など、最先端の練習・サポート環境を整備する。

 地域コミュニティーの活性化では、地域に根差したイベント開催やアカデミースクール設立などに取り組み、地域密着型のパートナーシップ形成を目指す。収益性向上では、8月にファンクラブを刷新してグッズの充実や販売を強化。試合ごとに異なる企画チケットの販売やVR/AR(仮想現実/拡張現実)を活用した新しい観戦スタイルの提供、顔認証を活用した高セキュリティな試合運営など、安全安心でエンターテインメント性の豊かなホームゲーム開催を目指す。

(左から)NEC スポーツビジネス推進本部 本部長の梶原健氏、NEC 執行役員常務の松木俊哉氏、NECレッドロケッツ 監督の金子隆行氏
(左から)NEC スポーツビジネス推進本部 本部長の梶原健氏、NEC 執行役員常務の松木俊哉氏、NECレッドロケッツ 監督の金子隆行氏

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