NECプラットフォームズとNECキャピタルソリューションは、太陽光オンサイトエネルギーサービス(PPAサービス)の契約を締結し、NECプラットフォームズの甲府事業所に太陽光発電システムを導入した。8月から稼動している。
PPAサービスでは、NECキャピタルソリューションが設置する太陽光発電設備で発電した電力をNECプラットフォームズに直接売電することで投資を回収する。太陽光発電システムの設計・施工は、NECファシリティーズが担当した。

太陽光パネル設置の様子(出典:NECプラットフォームズ、NECキャピタルソリューション、NECファシリティーズ)
今回導入した太陽光発電システムは、敷地内にある工場棟など6カ所の屋根(計8518平方メートル)に太陽光パネルを設置し、総出力が1158kWで年間1396Mwhの発電量を見込んでいる。甲府事業所は、消費電力の約14%を再生可能エネルギーに置き換え、一般家庭約233世帯の年間排出量に相当するCO2約653tを削減することを予定している。
NECグループは、2021年6月に新たに認定されたSBT(Science Based Targets)に向けて、再生可能エネルギーの活用拡大など持続可能な脱炭素社会の実現に取り組んでいる。特に、2050年までに自社の事業活動からの温室効果ガスの排出量を実質ゼロにすることを目指しており、今回のNECプラットフォームズ甲府事業所への太陽光発電システム導入はその一環だという。
NECプラットフォームズは、2019年9月に生産関係会社であるNECプラットフォームズタイの工場へ太陽光発電システムを提供した。今後那須事業所や掛川事業所などにも太陽光発電システムを順次展開する予定だという。