NTT東日本は8月5日、2020年4月から提供している「シン・テレワークシステム」のHTML5版の提供を開始した。「MacやChromebookからも利用したい」という声に対応した。
シン・テレワークシステムは、NTT東の特殊局や独立行政法人の情報処理推進機構(IPA)の産業サイバーセキュリティセンター サイバー技術研究室のほか、筑波大学のOPENプロジェクトやKADOKAWA Connected、ソフトイーサなど通信やソフトウェアの専門家と提携して開発。無償で提供するソフトウェアと仮想私設網(VPN)通信で構成される。
2020年4月から提供を開始し、2021年7月末時点で約17万人が利用している。実証実験開始以降、さまざまな機能の追加開発を続けている。従来はWindowsだけだったが、「自宅のMacやChromebookからも利用したい」という要望が寄せられていた。
関係者の間で議論して、新たにソフトウェアを開発して、自宅にある端末を問わずにブラウザから接続できるHTML5版を開発、同日から提供を開始した。HTML5版では、自宅側の端末にアプリケーションをインストールすることなく、どんな端末からも職場PCの画面にアクセスできる。
2021年10月末までとしていた実証実験の期間を2022年3月末まで延長することも発表した。終了する場合は終了の6カ月前に知らせる。
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