横河電機とNTT Com、2024年度に共同利用型の制御システムクラウドを提供

ZDNET Japan Staff

2021-10-19 16:59

 横河電機とNTTコミュニケーションズ(NTT Com)は10月19日、共同利用型の制御システム(OT)のクラウドサービスを共同開発し、製造業向けに2024年度の提供開始を目指すと発表した。

 この取り組みでは、横河電機のOTシステムのノウハウとNTT ComのIT・クラウドのノウハウを組み合わせ、ITにおけるクラウド化の考えをOT領域に応用するという。両社で生産制御システムと製造実行システムのクラウドサービスを開発し、共同利用型サービスとして提供していく。

サービスイメージ
サービスイメージ

 OTシステムは、極めて高い安定性や堅牢性が重視され、大半のシステムが工場やプラントなどの現場で運用されている。このため、事業環境の変化などへの迅速なシステム変更などが難しいという性質も抱える。

 両社では、OTシステムの機能をITのクラウドサービスのような形で共同利用型として提供することにより、製造業が変化への対応などにおいて高い柔軟性を持つOTシステムを利用できるほか、製造にまつわるデータの分析、活用などが容易になると説明。また、サプライチェーン(調達や供給、配送、流通などの事業上のつながり)を最適化でき、二酸化炭素の排出抑制といった環境保護の取り組みも支援できるとしている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    生成 AI 「Gemini」活用メリット、職種別・役職別のプロンプトも一挙に紹介

  2. セキュリティ

    まずは“交渉術”を磨くこと!情報セキュリティ担当者の使命を果たすための必須事項とは

  3. セキュリティ

    マンガで分かる「クラウド型WAF」の特徴と仕組み、有効活用するポイントも解説

  4. ビジネスアプリケーション

    急速に進むIT運用におけるAI・生成AIの活用--実態調査から見るユーザー企業の課題と将来展望

  5. クラウドコンピューティング

    Snowflakeを例に徹底解説!迅速&柔軟な企業経営に欠かせない、データ統合基盤活用のポイント

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]