ディー・エヌ・エー(DeNA)とNECは10月20日、プロスポーツチームとその試合会場における情報通信技術の活用に向けて、実証検討を開始した。
DeNAが保有するプロ野球「横浜DeNAベイスターズ」、プロバスケットボール「川崎ブレイブサンダース」、DeNAが出資・経営参画しているプロサッカー「SC相模原」の3チームとそれらの試合会場において、NECの情報通信技術を活用した実証実施を検討する。
DeNAが関与する3競技横断の取り組みに関する契約締結は今回が初めて。今後、両社と各チームを交えた協議を経て、2022年10月までに試合会場における実証を検討していく。
DeNAは、今回のNECとの取り組みにより、スポーツ興行における観客の利便性向上や、より安心して観戦できる環境整備に向けた具体的な検討を推進できることを期待している。
NECは、人工知能(AI)、生体認証、セキュリティ技術などを活用した安全安心なスポーツ観戦の環境作りや、スタジアムとその周辺地域の活性化に取り組んでいる。今回、DeNAが関与する3競技を横断したさまざまな環境での実証を通して技術の評価、検証を行うことで、スポーツ事業やまちづくり事業への貢献を目指す。
DeNA スポーツ事業本部長の對馬誠英氏(左)とNEC デジタルビジネスオファリング事業部 事業部長の武井英治氏(出典:NEC)