VMwareは米国時間1月10日、「VMware Tanzu Application Platform」の一般提供を開始したと発表した。あらゆるパブリッククラウド、オンプレミス環境の「Kubernetes」クラスターで、迅速にソフトウェアをビルド、デプロイできるようにするプラットフォームだ。
同社は2019年後半に「VMware Tanzu」ポートフォリオを拡充している。その後、同社は「Kubernetesに全力投球」していると幹部らは述べていた。
VMwareのモダンアプリケーションおよびマネジメントビジネスグループのゼネラルマネージャーAjay Patel氏によると、これまでに「何百もの」顧客が毎四半期Tanzuポートフォリオを導入している。VMware Tanzuは、U.S. Army Software Factory、Cerner、Humana、Voya Financialなど、さまざまな業界に顧客を擁する。
また同社は、無償の教育プログラム「KubeAcademy」を2019年に立ち上げるなど、Kubernetesの導入を促す取り組みを行っている。2021年10月には、「Tanzu Community Edition」をリリースした。学習者やユーザーが無償で利用可能な「Kubernetes」プラットフォームだ。
Patel氏は報道陣に対し、「Kubernetesは開発者向けプラットフォームではない」とし、「これはインフラとパワーユーザーにとっても素晴らしいものだ。ただ、多くの法人顧客と話をすると、アプリケーションプラットフォームという点で(中略)明らかなギャップが存在している」と述べた。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。