大鵬薬品、ウェブ会議ソリューションを導入--準備にかかる手間を軽減

大場みのり (編集部)

2022-08-04 16:33

 大鵬薬品工業(大鵬薬品)は、法人向けウェブ会議ソリューション「ロジクール 会議室ソリューション Microsoft Teams Rooms 用」を導入した。同ソリューションを提供するロジクールが8月4日に発表した。

利用のイメージ
利用のイメージ

 ロジクール 会議室ソリューションは、「Microsoft Teams」「Zoom」「Google Meet」に対応しているオールインワンパッケージソリューション。カメラ、スピーカー、マイク、タッチコントローラー、ミニPC、製品サポートを一括して提供しているため機器選択や設定の手間が軽減されるほか、タッチコントローラーによってユーザー体験(UI)の向上が期待される。画面に表示されたスケジュールをタップすると会議を始められ、会議の参加やカメラのオン/オフ、音量などの操作も直感的に行えるという。

 医療用医薬品とコンシューマーヘルスケアの分野で事業を展開する大鵬薬品は、会議のスタイルを対面からウェブ中心へ移行する取り組みを進めていた。ただウェブ会議を実施する際は、従業員がキャビネットからウェブ会議用のカメラ、マイク、スピーカーを取り出す必要があり、会議の前後に時間と手間がかかっていた。

 また、設置時はケーブルの接触不良、片付けの際も収納する場所の間違いや紛失などのトラブルが発生していた。さらに、利用していたシステムの音声品質に問題があり、会議中に音が割れたり途切れたりしていたという。

 そこで同社は2021年9月の本社移転に当たり、スムーズな会議運営と紛失などのトラブル削減、音声品質の向上を目指し、本社の21部屋に同ソリューションを導入した。各部屋の大きさに応じて、大会議室向けビデオ会議システム「Rally Plus」、中~大会議室向けビデオバー「Rally Bar」、小会議室向けカメラ「MeetUp」、タッチコントローラー「Tap」を設置。その結果、大鵬薬品では導入前の課題を改善できたという。

 システムを利用する従業員は「準備の必要がなくTapをタッチするだけで会議を始められるので、会議により集中できるようになった」「自分のPCを持ち込むことなく会議を行えるので便利」「Rally PlusやRally Barの高品質なマイク、スピーカー、カメラで、広い会議室でも円滑に会議を運営できるようになった」などと評価している。

 また、今回の導入に携わった情報システム部 IT企画推進課の坂井秀行氏は「準備と片付けの手間がなくなったことが最大のメリット。以前のようにトラブルが起きて電話で呼び出されることもなくなった」とコメントしている。同課 課長の高橋亮氏も「新しい機器なので、まずはどんどん使ってもらうことが重要。本社導入の効果が周知されたら他拠点にも展開し、一層の業務効率化につなげたい」と期待を示している。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]