筆者は「Googleドキュメント」を常用しているが、それ以外のオフィススイートを使用することもある。特定のことを行うために、ローカルにインストールされたオフィススイートを使わなければならないことは、1日に何度もある。例えば、「Microsoft Office」を使用している編集者と共同作業をしており、ドキュメントをGoogleドライブで.docxからGoogleの形式に再フォーマットして、再び元に戻しても大丈夫かどうか分からないときなどだ。そうした状況では、「LibreOffice」というオープンソースの無料オフィススイートを利用する。
筆者は、LibreOfficeを長年使用しており、市場で最も信頼できるツールの1つだと感じている。さらに素晴らしいことに、LibreOfficeはMicrosoft Officeとの互換性が非常に高いので、好きなだけ共同作業をしても、Microsoft Officeとの違いに気づく人はいないはずだ。
LibreOfficeは以下のコンポーネントで構成されている。
- 「Writer」 - ワープロ
- 「Calc」 - 表計算
- 「Impress」 - プレゼンテーション
- 「Draw」 - ベクターグラフィックスエディター
- 「Formula」 - 数式作成
- 「Base」 - データベース
LibreOfficeは、ユーザーによる設定が可能なインターフェースを備えているので、現代的なリボン風のUI、または従来のメニューベースのUI(または両方の特徴を備えるUI)として設定することができる。このオフィススイートは、無料で使用可能で、必要なだけ多くのコンピューターにインストールできる。「Linux」版、「macOS」版、および「Windows」版が用意されており、インストールも簡単だ。本記事では、LibreOfficeを実際にインストールする手順を紹介する。
必要なのはmacOSデバイス(「MacBook」または「iMac」)だけだ。デバイスが準備できたら、インストールに取りかかろう。
LibreOfficeをインストールする
1. インストーラーをダウンロードする
macOSの「App Store」からLibreOfficeをインストールすることはできない。代わりに、デフォルトのウェブブラウザーを開いて、www.libreoffice.orgにアクセスする必要がある。「Download Now」(今すぐダウンロード)をクリックすると、ダウンロードページが表示される。
これはブラウザーによって検出されるはずだが、デバイスに搭載されたOS向けのファイルをダウンロードする必要がある(図1)。古いデバイスの場合は「macOS(Intel)」を選択し、新しいデバイスの場合は「macOS(Apple Silicon)」を選ぶ。その後、「Download」(ダウンロード)をクリックすると、ファイルがローカルドライブに保存される。ダウンロードを許可するよう求められるので、「Allow」(許可)をクリックする。
LibreOfficeを公式サイトからダウンロードする。
提供: Jack Wallen
2. LibreOfficeをインストールする
ネットワーク接続の速度にもよるが、ダウンロードには2~10分かかる。完了したら、ドックで「Downloads」(ダウンロード)を展開し、LibreOfficeの項目をクリックする(図2)。
macOSのダウンロードスタックにLibreOfficeが表示されている。LibreOfficeがダウンロードされ、インストールする準備が整った。
提供: Jack Wallen