NECと東工大、博士後期課程学生の研究活動を支援--キャリア面と経済面をサポート

藤本和彦 (編集部)

2023-01-11 13:35

 NECと東京工業大学(東工大)は1月11日、博士後期課程学生の研究活動を支援する制度「NEC R&D Doctor's Pass」を設立すると発表した。

 同制度は、東工大の博士後期課程進学を目指す同大学の修士課程在籍者を対象に募集するもので、NEC R&D Doctor's Passを取得した学生に対する博士号取得予定年でのNEC研究開発部門への入社内定や、有給の研究インターンシップの参加機会の提供、研究活動のアドバイス、上限540万円の奨学金返済支援など、博士後期課程進学における課題に対してさまざまなプログラムでサポートする。

 2023年2月から書類審査や面接などによる選考を実施し、結果は2023年4月以降に本人に通知するとしている。

 NECでは、2025年度を最終年度とする「2025中期経営計画」の実現を目指し、HR(Human Resources)方針として「挑戦する人の、NEC。」を掲げ、多様な人材が活躍する企業への変革に注力している。また、デジタル化に伴い事業環境が急激に変化する中、最先端技術を理解するとともに、市場や顧客の視点から社会課題を捉え新たな社会価値を創造できる人材を産学連携で育成する取り組みを推進している。同制度の設立はその一環となる。

 東工大では、日本は先進諸国の中で博士後期課程に進学する学生が少なく、新産業の創出が長年停滞しているという社会課題の解決を目指している。博士後期課程進学者を増やすため、大学院課程において現在3つの卓越大学院を設置し、キャリア教育の必修化、博士後期課程における奨学金の充実などの施策を行っている。

 しかし、まだ支援は十分でなく、博士号取得を希望する学生の一部は、経済的な課題、卒業後のキャリア不安に直面するにつれ、進学をあきらめてしまっている状況がある。そうした中、大学と産業界が連携し、進学希望者を支援することも含めた支援体制の拡充が望まれているという。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    【マンガ解説】まだ間に合う、失敗しない「電子帳簿保存法」「インボイス制度」への対応方法

  2. ビジネスアプリケーション

    きちんと理解できていますか?いまさら聞けないインボイス制度の教科書

  3. 運用管理

    AWS、GCP、Azureを中心としたクラウドネイティブ環境における5つのセキュリティ強化策

  4. セキュリティ

    マンガでわかる―Webサイトからの情報搾取を狙うサイバー攻撃「SQLインジェクション」、どう防ぐ?

  5. セキュリティ

    緊急事態発生時にセキュリティを維持するための8つの戦略と危機管理計画チェックリスト

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]