GVA TECHは、AI契約書レビュー支援クラウド「GVA assist」に「リスク単語の理由説明機能」を追加した。
同機能により、契約書の内容について具体的なリスク検討・判断を行いやすくなるほか、事業部への申し送りコメント・交渉コメント作成の負担も軽減されるという。
GVA assistは、契約ナレッジをAIで活用することで、契約書レビューの「読む・直す・仕上げる」負担を軽くする契約書レビュー支援ツール。条文検索機能、形式チェック機能、500種類以上のひな型ダウンロードなど、契約書レビューにおける業務負担を軽くする各種機能を提供している。
「リスク単語の理由説明機能」の利用イメージ
同機能では、検知されたリスク単語(審査中の契約書から修正要否の検討が必要かもしれない表現としてピックアップされた箇所)について、(1)修正しない場合にどのようなリスクが起こり得るのか、(2)一般的にはどのような修正を行うことがあるのかの説明テキストが表示される。
これにより、修正要否の判断に際して具体的なリスク検討を可能にする。また、これまで抽象的に「リスクがある」と回答していた内容について、事業部にもわかりやすくリスク内容を説明できるようになる。
契約書には独特の言い回しが多く、一つの単語の有無で意味合いが変わるこもとあるため、どのようなリスクがあるかの検討を経験で補うことが難しいという。GVA TECHには、この課題について多くの顧客から、「一人で判断することが難しい」といった声が寄せられていたという。
同社では、同機能について「修正要否の判断で参考材料を効率的に参照したい」「若手のOJTをはじめとした教育の一部代替や効率化を検討中」「事業部への一次回答を素早く行いたい」「先方に対する修正コメントの作成の負担を減らしたい」といったユーザーに利用を推奨したいという。