KDDIエボルバは、約4800人の社員を対象に、社内ネットワーク上で利用できる大規模言語モデル(LLM)をベースとした社員向け「KDDIエボルバAI-Chat」(AI-Chat)の実務利用を開始したと発表した。
AI-Chatは、「文章校正・推こう」「要約」「英訳・和訳」「データ整理」「機密情報を含まない会議議事録の整理」「デバッグを含むプログラミング・マクロの作成支援」に利用する。
AI-Chatの活用により同社は、業務効率化を図るとともに、LLMベースの生成系AIの理解を深め、期待通りの回答を得るためのプロンプトの知見・ノウハウや、自動生成する回答の情報精度を見極める力を養う方針だ。
生成系AIを活用した次世代コンタクトセンター検討イメージ
同社は、生成系AIを活用した次世代コンタクトセンター開発に向けたKDDIのプロジェクトにも参画し、既存のコンタクトセンターの業務プロセスを抜本的に見直し、生産性の向上と、より良い顧客体験の実現に向けて検討を開始している。今後はAI-Chatを利用し、社内やビジネスプロセスアウトソーシング、コンタクトセンター事業への効果的な活用アイデアの創出を図る。