楽天モバイルは、急成長する4G・5Gサービスに対応するため、Oracleの通信業界向けソリューション「Oracle Communications」のクラウドネイティブなコンバージドポリシー「Oracle Converged Policy」と課金ソリューション「Oracle Cloud Scale Charging」を導入した。日本オラクルが7月27日に発表した。
両ソリューションは、楽天モバイル傘下の楽天シンフォニーが導入事業者向けに提供するネットワークソフトウェアアプリケーション群「Symworld」のマーケットプレイスに加わる予定で、同社の「Symcloud Cloud Native Platform(CNP)」上で実行される。同基盤の性能・拡張性・可用性・自動化機能を活用し、業界を問わず消費者や企業の利便性を向上させるとしている。
同マーケットプレイスは、通信アプリケーションの導入プロセスを簡素化し、承認されたアプリケーションは全てのSymworld導入顧客が利用できる。稼働中の通信ネットワークにおけるソフトウェアの計画・配備・保護・監視のための全通信プロセスをデジタル化しており、アプリケーションはワンクリックで搭載できる。
楽天モバイルは、高い信頼性と可用性を提供するという完全クラウドネイティブの自律型ネットワークを運用することで、通信業界の現状打破に挑んでいる。Converged PolicyとCloud Scale Chargingの導入により、消費者や企業の需要に沿った新しいビジネスモデルを展開できると見込んでいる。