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サービスインから1年が経った楽天モバイルを分析する--サービス編

山本雅史

2020-11-09 06:00

 2020年9月30日に5G(第5世代移動体通信)のスタートを発表した楽天モバイルだが、当初は6月の予定だった。Tech Mahindraによる5Gインフラのテストや一部の開発作業がコロナ禍の影響で遅れ、結局9月30日に発表することになった(3カ月の延期)。

総務省に提出したスケジュールでは、2020年6月に5Gサービスを提供すると楽天モバイルは表明したが、新型コロナの影響などで9月末に遅れた(楽天モバイルの資料より)
総務省に提出したスケジュールでは、2020年6月に5Gサービスを提供すると楽天モバイルは表明したが、新型コロナの影響などで9月末に遅れた(楽天モバイルの資料より)

 サービスエリアは、9月30日時点で東京都、神奈川県、埼玉県、北海道、大阪府、兵庫県の一部地域となっている。このように書くと、相当に広いエリアで5Gがサポートされているように感じるが、都内は14カ所だけだ。13カ所までが楽天本社ビル付近の世田谷区となっている。北海道、神奈川県、兵庫県は1カ所だけだ。同社は、2021年3月に全都道府県で5Gサービスをスタートするとしている。4G基地局の設置が一段落する2021年後半から設置済みの基地局に5Gの3.7GHz帯(Sub6)の基地局機能を整備していくことになるのだろう。

楽天モバイルの5G発表会ではエリアを大きく発表していた(楽天モバイル5G発表会資料より)
楽天モバイルの5G発表会ではエリアを大きく発表していた(楽天モバイル5G発表会資料より)

 楽天モバイルは、5Gに関して総務省からSub6で100MHz分、28GHz帯(ミリ波)で400MHz分の周波数帯が割り当てられている。Sub6は4Gで割り当てられた1.7GHz帯よりも直進性が強く、ビル陰などに電波が回り込まないため、ビルが多い都市部では多くの基地局が必要になる。ミリ波は3.7GHz帯より直進性が強く、遠距離通信ができない。ミリ波での通信はポイントであり、面展開にはまだ時間がかかる。

楽天モバイルにはSub6帯域で上下100MHzが割り当てられた。ただし、Sub6は衛星通信(海外衛星放送)でも利用されているため干渉が起こる可能性がある。ミリ波帯の28GHz帯は上下400MHzが割り当てられている(総務省資料より)
楽天モバイルにはSub6帯域で上下100MHzが割り当てられた。ただし、Sub6は衛星通信(海外衛星放送)でも利用されているため干渉が起こる可能性がある。ミリ波帯の28GHz帯は上下400MHzが割り当てられている(総務省資料より)
5G帯域の免許を付与する時に、総務省は楽天モバイルに基地局整備を早急に進めるよう念押しをしている(総務省資料より)
5G帯域の免許を付与する時に、総務省は楽天モバイルに基地局整備を早急に進めるよう念押しをしている(総務省資料より)

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