日立ソリューションズは、生成AIモデルを活用したローコードアプリ開発を支援するサービスの提供を開始した。利用価格は個別見積もりとなっている。
今回提供するサービスでは、業務アプリケーションをローコードで構築できる「Microsoft Power Platform」と生成AIサービス「Azure OpenAI Service」を組み合わせることで、迅速かつ効率的に自社業務に適した生成AIの活用を支援する。
具体的には、「導入コンサルティング」「概念実証(PoC)」「構築」の3段階で、業務での生成AI活用における課題の掘り起こしから業務アプリケーションのプロトタイプ作成、利用効果目標の設定と評価、アプリケーション構築・導入までを支援する。また、企業の課題に応じて、利用中のローコードアプリケーションへのAI活用も支援する。
生成AI活用のユースケース
Power PlatformとAzure OpenAI Serviceを活用したITシステムの導入では、アジャイル開発を応用し、課題の発見から解決策の試行までを短いインターバルで繰り返しながら改良を進める。また、Power Platformによる開発の俊敏性を生かしプロトタイプの実装・検証を繰り返すことで、アプリケーションの最終形を確認しながら完成度を高めていく。さらに、効果の目標設定・検証を行い、アプリケーションの投資対効果を評価する。
Power Platformを使用することで、ローコードで以前よりも開発工数やコストを抑えたアプリケーションを提供できる上、小規模開発から複雑な既存システム連携を含む大規模開発まで、柔軟なアプリケーション構築支援の体制を提供する。さらに、グローバルにAIの最新動向を研究するインド拠点のチームと共に、最新動向を踏まえたソリューションを提供する。