デル・テクノロジーズは、マルチクラウドの多用途性を提供する、ソフトウェアで定義するストレージの最新版「Dell PowerFlex 4.5」と、「PowerFlex」を基盤としたパブリッククラウド向けストレージソフトウェア「Dell APEX Block Storage for Microsoft Azure」を発表した。
同時にPowerFlexが、「AWS Outposts」のデプロイと統合する製品を提供する「AWS Outposts Ready Partners」の指定を受けたことも発表した。
PowerFlex 4.5はIAサーバーをベースにしたソフトウェアで定義するストレージで、スケールアウト型で拡張することによりパフォーマンスを直線的に向上させる。これによりユーザーは、多種多様なワークロードをシームレスに統合することができる。オンプレミス環境では、サーバとストレージを並行または独立した状態で拡張することもできる。
さらに自動化ツールが組み込まれており、DevOpsプロセスを合理化できる。また自己修復型のアーキテクチャーによってダウンタイムを最小限に抑え、ビジネスの円滑な遂行を実現する優れたレジリエンス(回復力)を備える。
加えてファイルの利用要件に対応する機能が大幅に強化された。単一のグローバルネームスペースによる容量の向上だけでなく、ストレージプール管理の一元化、NASサーバー数の4倍増や、ファイルスナップショットの22倍増といった数多くのメリットを提供できる。
Dell APEX Block Storage for Microsoft Azureはクラウドの俊敏性とエンタープライズの機能を統合する。マルチクラウド環境において最も厳しい要件が求められるワークロードやSLAに合わせて、容量とパフォーマンスを増強することができる。
Microsoft Azureインスタンスに導入することで、Azureサービスにおいてパフォーマンスや拡張性、レジリエンスなどの制限なしに、パブリッククラウドの多様なワークロードを実行できるようになる。
また、マルチクラウド環境や複数の可用性ゾーンに対してシームレスなデータの移動性と相互運用性を提供する。これによりデータベースやアナリティクスから開発/テスト、仮想化、コンテナまで、幅広い範囲のブロック ベースのワークロードをMicrosoft Azureサービスで最適化できる。
両製品はデル・テクノロジーズおよびビジネスパートナーから提供される。価格は個別見積もり。