総合計測機器メーカーの東亜ディーケーケーは、経営改革を支えるシステム基盤として、SAPのクラウドERPである「SAP S/4HANA Cloud」を中核とするクラウドオファリング「RISE with SAP」を採用した。システムの導入・構築は、コムウェアが担当する。SAPジャパンが発表した。
東亜ディーケーケーは、売上高200億円の早期実現のため、グローバル社会の潮流変化に柔軟かつ即時に対応できるよう業務の見直しと再構築を目指しており、それを支えるITによる経営基盤の再構築を検討していた。
さまざまなシステムを検討した結果、S/4HANA Cloudの製造および中堅企業における多数の実績が決め手となり、今回の採用に至った。
新システムにより、グループ各社の業務プロセスの標準化による業務効率の向上や、主要製品のサプライチェーン管理とバリューチェーンの構築を進める。これによりコストの可視化を実現し、「PDCA」強化などグローバル標準の業務の骨格を構築する。