IT企業の年頭所感

事業の選択と集中を着実に進め、成⻑回帰に向けた1年に--コニカミノルタ・大幸氏

ZDNET Japan Staff

2024-01-10 11:00

 2024年に向けたIT企業のトップメッセージを紹介する。

コニカミノルタ 代表執⾏役社長 兼 CEO 大幸利充氏

 当社は2023年5月に中期経営計画を発表し、足元の赤字を脱却し、「事業の選択と集中」を着実に進めると同時に、バランスシートの改善とキャッシュ創出⼒の強化に注⼒しています。「インダストリー事業」などの「強化事業」に位置付けた事業では、長年培ってきた強みをより強化してまいります。「収益堅守事業」である「オフィス事業」では、⼀層の効率化を推進します。また、「非重点事業」と「方向転換事業」では、アクション実⾏の早期化に取り組んでまいります。

 サステナビリティー(持続可能性)を経営の中核に置く当社は、2030年の社会課題を⾒据えて特定した5つのマテリアリティ(重要課題)を軸として、事業活動を通じて社会課題の解決に貢献することで企業価値の向上を目指しています。気候変動対応を含む環境活動はもとより、人的資本の強化やコア技術の進化など無形資産も⼀層充実させてまいります。

 2024年は世界の環境が大きく変化する年と予測しています。具体的には、中国や欧州の景気回復、世界的なインフレ率の鎮静化と⾦利低下による投資意欲向上や株式市場への資⾦流入、そして主要国のリーダーの交代の有無とそれに伴う影響などが挙げられます。このグローバルな変化における当社事業への機会とリスクへの感度をさらに⾼め、収益⼒の改善に取り組む所存です。

 創業150年の節⽬である2023年を、当社は「新たなスタートの年」と位置づけ、社会価値を創造し続ける企業を目指して次の150年への⼀歩を踏み出しました。強みであるイメージングの技術⼒とワールドワイドに活躍する人財の力で、人々の「みたい」に応え、当社が必要とされる価値の実現に向けて力強く歩み続けます。

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