キンドリルジャパンは2月2日、取締役 副社長執行役員のJonathan Ingram氏が2024年4月1日付で同社社長に就任すると発表した。現職の上坂貴志氏は、同社のエグゼクティブアドバイザー カスタマー・パートナー・リレーションシップに就任する。
上坂氏の後任となるIngram氏は、同社副社長に就任する以前、欧州の大手金融機関でマネージングパートナーとしてインフラストラクチャーサービスを提供するグローバルチームを統括し、DevOpsによるサービスの柔軟性向上やモダナイゼーションを推進してきた。プライベートクラウド、パブリッククラウド、メインフレーム、デジタルワークプレイス、ヘルプデスクサービス、サービスの統合・管理を活用し、組織の環境をモダナイズする方法を深く理解しているとのことだ。
キンドリルジャパンの新社長に就任するJonathan Ingram氏
上坂氏は、自身が築いた顧客との関係や、「Kyndryl Bridge」などによるデリバリーシステムのモダナイゼーションに関する専門知識、プロジェクトマネジメントの経験を生かし、企業のトランスフォーメーションを支援していくという。同氏は2021年に社長に就任して以来、社内プロセスやシステムの新プラットフォーム導入に伴う自社環境の大規模移行や企業文化改革に尽力してきた。
Ingram氏は発表資料で、「次期社長として日本のお客さまに貢献できることを光栄に思う。キンドリルは、日本のお客さまとの間に数十年もの長期にわたる信頼関係を築いてきた。これは、お客さまにとって必要であり、またお客さまが当社に期待しているサービスの品質を重視してきたことにより築かれたものになる」と述べる。
加えて、「私が重視するのは、お客さまのミッションクリティカルなシステムを管理し、革新的な新しいサービスを提供し、スキル開発に投資する際に、お客さまの重要なパートナーであり続けることだ。このたび新たな役職に就任した上坂と緊密に協力し、彼が過去3年近くにわたってお客さま、パートナー、従業員、地域社会のために成し遂げた素晴らしい仕事をさらに発展させていく」と意気込みを語った。