提供:Flipper Zero
「Flipper Zero」を入手して小型ゲームコンソールに変えられたらと思ったことはないだろうか。そのような読者の皆さんに必要なのが、この新しい「Raspberry Pi」搭載モジュールだ。
「Video Game Module」は、Raspberry Pi開発の「RP2040」マイクロコントローラーを搭載し、ゲーム関連の機能を多数追加する。
まず、DVIビデオ出力をFlipper Zeroに追加し、ビデオを外部ディスプレイに送信することを可能にする。これは、Flipper Zeroに内蔵される小さなLEDパネルはゲーム向きではないので、必要不可欠だ。この機能は、ゲームでの利用にとどまらない。ビデオ出力をより大きなディスプレイに送信できるのは、テストや訓練といった多数ある他の用途でも優れた能力だ。
「TDK ICM-42688-P」センサー採用の慣性計測ユニット(IMU)も装備し、3軸の角速度センサーと3軸の加速度センサーをパッケージに追加するので、傾きや振動を検知できるようになる。
「TDK ICM-42688-P」センサー採用の慣性計測ユニット(IMU)を装備する。
提供:Flipper Zero
ゲームには興味がないという場合でも問題はない。RP2040マイクロプロセッサーは「C」「C++」または「MicroPython」を使ってプログラムされたアプリケーションを実行できる。
マイクロコントローラーとのインターフェース用に内蔵USB Type-Cコネクターがあり、Flipper Zeroとの接続用にGPIOも備える。
Video Game Moduleは「Raspberry Pi Pico」同様にスタンドアロンデバイスとしても使用可能だ。
「われわれはFlipperのチームの大ファンで、それは最初の製品が『Kickstarter』に登場した2020年の夏以来ずっとだ」とRaspberry Pi創設者のEben Upton氏は述べる。
「今日、Video Game ModuleによってFlipperの物語の一部になり、Raspberry Pi RP2040マイクロコントローラーのパワーをFlipperエコシステムにもたらせたのをうれしく思う。Video Game Moduleは、われわれ独自のプログラマブルI/Oサブシステムを活用することで、DVI-D出力をFlipper Zeroに追加する。このコラボレーションからどのような新しいFlipperアプリケーションが登場するかを目にするのが楽しみだ」(同氏)
Video Game Moduleの価格は49ドル。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。