NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は、4月6日にTBSテレビ(TBS)で放送された特別番組「オールスター感謝祭」の企画「赤坂5丁目ミニマラソン」において、高精度位置情報サービス「Mobile GNSS」を提供したと発表した。
Mobile GNSSは、超小型GNSS受信機・通信サービス・docomo IoT高精度GNSS位置情報サービスをワンパッケージにしたサービス。受信機をマラソンランナーが着用することで、ランナーの正確な位置情報を取得し、TBSのデータ処理技術と組み合わせることで、位置情報をリアルタイムに中継映像上に表示した。
装着のイメージ
同サービスで採用している新型GNSS受信機は、従来のGNSS受信機と比較して大幅に小型化・軽量化したことで、携行性が大幅に向上した。アンテナ・eSIM・バッテリーをオールインワンで内蔵し、重さ約86gを実現しているため、人の負担を最小限にして装着可能だという。同サービスでは、センチメートル精度での測位が可能な「NetworkRTK方式」に必要な位置補正情報も配信する。
NTT Comは今後、陸上競技をはじめとする「スポーツ中継での位置情報の活用」などでの展開を検討する。メディア業界だけでなく、製造・運輸現場での作業員や資機材の位置管理といった他業界のユースケースにおいても幅広く事業展開する。