電通デジタルは5月28日、データクラウドサービス「Snowflake」の活用を最大化する、5つのコンサルティングサービスメニューの提供を開始した。
Snowflakeはマルチクラウド型のデータクラウドサービスで、ストレージとコンピュートリソースを分離した独自のアーキテクチャーにより、大量データの統合管理を効率的に行うことを可能にする。クエリー性能と同時実行性能を向上させながら、運用管理負荷を軽減できる点が特徴となっている。
今回提供するサービスは、電通デジタルがDX推進領域で培った専門性を生かし、Snowflake活用戦略の策定から最適なIT環境整備、データ利活用まで、クライアント企業のニーズに合わせた包括的な支援を行う。
サービスメニューは、(1)DXコンサルティング、(2)IT構想策定コンサルティング、(3)データ利活用コンサルティング、(4)データマネジメントコンサルティング、(5)グローバル支援コンサルティング――となっている。
(1)ではデジタルマーケティング戦略を策定し、必要となるIT環境の整理を行う。また、マーケティング戦略やIT環境導入の実行計画も併せて作成し、企業のDX戦略のロードマップを提案する。
(2)ではSnowflakeをデータ基盤として活用するためのETL(抽出、変換、ロード)/ELT(抽出、ロード、変換)、マーケティングオートメーション(MA)、ビジネスインテリジェンス(BI)、人工知能/機械学習(AI/ML)などのツール選定、システム連携/パイプライン最適化のためのアーキテクチャー設計を支援する。
(3)ではデータの活用方針策定、分析業務、運用業務の改善を支援する。
(4)ではデータマネジメント方針の策定、社内展開するためのロードマップを作成する。また、データマネジメント方針に従ってSnowflakeの構築とデータ管理・権限設定を支援する。
(5)ではSnowflakeを活用して本社と海外拠点を横断したDX基盤を構築する。また電通グループの海外ネットワークと連携し、各エージェンシーブランドが展開するソリューションの活用や、各マーケットに最適なサービスが提供可能なチームをプロジェクトごとに組成する。