眼鏡販売のパリミキは、財務会計と人事給与のシステムにキヤノンITソリューションズの「SuperStream-NX Cloud」を導入し、光学文字認識(OCR)機能の「SuperStream-NX AI-OCR」も利用して組織全体の業務効率化を図った。キヤノンITソリューションズが発表した。
パリミキは、国内で600店舗以上を展開し、海外ではアジアを中心に13カ国で事業を行っている。こうした中で、経理業務においては損益計算書作成などの手作業の負荷、データ量の増加による旧システムの処理速度の低下といった課題を抱え、2023年10月の「インボイス制度」導入への準備を契機に財務会計システムの刷新を行ったという。
同社が採用したSuperStream-NX Cloudは、キヤノンITソリューションズが開発を手掛けるERPパッケージのクラウドサービス版になる。パリミキは、システム選定時に法制度改正への柔軟な対応、現場での使いやすさ、周辺システムとも連携して業務全体の効率化できることなどを要件に据えた。最終的に国内ベンダー3社の製品を比較し、パリミキの現場メンバーの93%が「一番使いやすい」と支持したSuperStream-NX Cloudを採用することにしたという。
パリミキは、同時にSuperStream-NX AI-OCRも導入して、ドキュメント情報の入力などを行う担当者を10人から3人で実施できるようになった。以前には仕訳の入力作業を各部署で行っていたが、導入後は財務経理部の入力処理で完結可能になり、財務経理部門を含む全社的な業務効率化を実現したとしている。