デジタルマーケティング事業を展開するHakuhodo DY ONEは、コラボレーションソフトウェア「Notion」およびAI機能「Notion AI」を全社導入した。Notion Labs Japanが発表した。
Notionは、Notion Labsが提供するオールインワンのワークスペース。ドキュメント作成、プロジェクト管理、ナレッジ整理など、あらゆる業務を1つの場所で完結できる。ドキュメントやロードマップ、ナレッジベースなどを自由にカスタマイズでき、チームの生産性向上、コラボレーション促進、働き方改革を強力に後押しするという。
Hakuhodo DY ONEは、報堂DYホールディングスの「デジタルコア」として2024年4月に設立された。博報堂DYグループのデジタルマーケティング事業を集約・統合し、業界トップクラスのデジタルマーケティング事業会社を目指している。しかし、統合以前は各社で異なるナレッジマネジメントツールを利用しており、情報共有や活用が非効率だった。また、社員数の増加や情報量の拡大に伴い、従来のツールでは検索性や操作性に課題が生じていた。さらに、AI時代に対応した情報探索のデータベース構築も急務となっていたという。
Hakuhodo DY ONEは、約3000人の従業員が社内業務情報をNotionに集約することで、AIを活用した情報探索が可能になり、必要な情報を主体的に取得できるようになった。情報の一元管理とタスク管理の統一により、社員の業務負担も軽減できるという。
また、ナレッジマネジメントの統一により、社内に蓄積された暗黙知を形式知化し、組織全体の知識共有促進も期待できるという。さらに「Notion AI Q&A」を活用することで、テキスト情報を重視した効率的な情報探索が実現するという。
NotionについてHakuhodo DY ONEは、専門知識がなくても、データベースのような構造でナレッジを保存・管理できることを高く評価した。またナレッジマネジメントとタスクマネジメントを統合し、情報にタスクの役割を付与することで、業務効率化を促進できることも採用のポイントになった。