ITコンサルティングを手がけるINTLOOPは、SAPジャパンが提供するSaaS型ERPパッケージ「GROW with SAP」の採用を決定した。SAPジャパンが4月16日に発表した。
GROW with SAPは、「SAP S/4HANA Cloud Public Edition」を中核としたクラウドオファリング。INTLOOPはこれに加え、アプリケーション拡張開発基盤「SAP Business Technology Platform」、およびベンダー管理システム「SAP Fieldglass」も併せて導入する。
INTLOOPは、ITコンサルティング人材の派遣やコンサルティング提供、プロジェクトマネジメント支援を通じて企業のDXを推進している。今回の導入により、創業時から利用してきた自社開発のスクラッチシステムをSAP S/4HANA Cloud Public Editionに置き換える。
導入プロジェクトはINTLOOP自身が主体となって進め、SAPジャパンのコンサルティング部門が支援する体制を取る。これにより、グローバル標準のERP導入に関する知識と経験を自社内に蓄積し、今後のビジネス成長の基盤とすることを狙う。
また、コンサルティングビジネスの成長に伴い、外部人材の購買管理強化が課題となっていた。これに対してはSAP Fieldglassを活用し、購買プロセスの効率化と将来に向けたナレッジの蓄積を図る。さらに、派遣ビジネス特有の業務に必要な機能については、SAP Business Technology Platform上で拡張開発し、ERPシステム全体との連携を構築する予定だ。