山形県が次期オフィスソフトとして「OpenOffice.org」を導入する。県庁内のPC約5600台で活用される。都道府県でのOpenOffice.org導入は山形県が初めてという。導入支援サービスを提供するアシストが1月24日に発表した。
山形県は2010年11月からOpenOffice.orgを庁内の標準オフィスソフトとするための準備を開始しており、この2月からすべてのPCにOpenOffice.orgを導入し、7月には移行を完了する予定としている。利用促進と職員研修にはアシストが提供するEラーニングコンテンツと研修テキストが採用される。
同県ではコスト削減を狙い、OpenOffice.orgの導入を検討してきた。2010年4月、アシストの評価検証支援サービスを利用して庁内のすべてのPCを対象にOpenOffice.orgへの移行を検証し、OpenOffice.orgの使用で問題がないと判断している。
OpenOffice.orgは福島県会津若松市、愛媛県四国中央市などの自治体で導入や検討が進んでいるが、都道府県での採用は山形県が初になる。