編集部からのお知らせ
Pick up! ローコード開発の行方
「これからの企業IT」の記事はこちら

VBユーザーをなだめるマイクロソフト、奪取をねらう他社

David Berlind(ZDNet.com)

2005-04-07 21:00

 Microsoft WatchサイトのMary Jo Foleyによると、Microsoftが自社サイトのなかで「VBRun」ページを開設したようだ。同社はこのページを通して、Visual Basic .NET(VB.NET)への移行を迫られ怒り狂っている旧VB(バージョン6以前)のユーザーに、移行に役立つ情報などを提供する。狙いは彼らの怒りを緩和することだ。同サイトのトップページには、MicrosoftのVisual Basic製品マネージャJay Roxeからの次のようなメッセージが掲載されている(ただし、あくまで移行が前提だ)。「『VB Fusion』では、VB 6とVB .NETを一緒に利用する場合の具体例をご覧いただけます。 『Stay the Path』のページでは、VB.NETについていろいろ知りたいと思うVB 6ユーザーの皆様のために、さまざまな情報や無償トレーニングをご用意しております」。

 Microsoftは、Visual Basicの旧バージョンの無償サポートを打ち切る決定を下した。しかし、これに反発した開発者らがその撤回を求めて、署名活動を開始した。それでも、Microsoftは頑なにこの決定を曲げようとはしていない。Foleyによると、開発者らはすでにほぼ5000名分の署名を集めているという。

 一方、Real Softwareは、旧VBユーザーに対し、VB.NETへの移行を必要としないセーフティネットを提供しようとしている。同社では、Linux上でVBアプリを動かせるようにするなど、VB開発者のニーズに特化したソリューションを開発している。同社のウェブサイトによると、VBのユーザーは、RealのREALbasic 5.5 for Windows Standard Editionに無償でアップグレードできるという。RealのマーケティングディレクターGwen Palmerからの電子メールによると、すでに1万人を超えるVBユーザーがこのサービスに契約しているという。

 他社の顧客を奪う絶好のチャンスを1つも逃すまいと、Sunも旧VBユーザーに対してあるメッセージを伝えようとしている。「1つの時代の終わり(End of an era)」と題したブログのなかで、SunのエンジニアBob Brewinは次のように述べている。

 「まず、セキュリティやポータビリティ、パワーの点で最も優れたプラットフォームであるJavaへの移行を今考えるべきなのは明らかだ。さらに、開発者の皆様には、今と同じような状況--特定のプラットフォームと言語を所有するベンダーの一存で、せっかく建てた家の基礎部分が変えられてしまうような状況--に2度と陥りたくないかどうかも、考えてもらいたい」


ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

特集

CIO

モバイル

セキュリティ

スペシャル

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. 運用管理

    ファイルサーバ管理のコツはここにあり!「無法状態」から脱出するプロセスを徹底解説

  2. クラウドコンピューティング

    社員の生産性を約2倍まで向上、注目の企業事例から学ぶDX成功のポイント

  3. コミュニケーション

    真の顧客理解でCX向上を実現、いまさら聞けない「データドリブンマーケティング」入門

  4. ビジネスアプリケーション

    デメリットも把握しなければテレワークは失敗に?─LIXIL等に学ぶ導入ステップや運用のコツ

  5. 運用管理

    ニューノーマルな働き方を支えるセキュリティ-曖昧になる境界に変わらなくてはならないデータセンター運用

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]