東芝ソリューション、テラバイト級データも高速検索できるXMLデータベース「TX1」

エースラッシュ

2005-04-20 21:03

 東芝ソリューションは4月20日、テラバイト級の大容量データでも高速検索できるXMLデータベース「TX1」の発売と、同製品を核としたパッケージ型ソリューションの受注を開始した。

 電子政府や電子取引、保険事務文書管理、新聞コンテンツ管理などインターネット上のデータ交換領域で注目されているのが、XMLデータの階層構造を保ったままの形式で格納・管理できるXMLデータベースだ。

 今回発売された「TX1」では、構造自動抽出技術「スキーマアナライザ」と問い合わせ最適化技術「クエリオプティマイザ」により、約100Gバイトのデータ(8年分の特許公開情報で約300万件に相当)から1万件の検索結果を約1秒で抽出することができる。製品は、1CPUライセンスで税抜き価格が450万円からのWindows版が4月20日より、1CPUライセンスで税抜き価格が675万円からのSolaris版が7月よりそれぞれ販売される。

 同時に、「TX1」を中核とした4種類のパッケージ型ソリューション「保険文書XMLソリューション」「電力情報共有ソリューション(仮称)」「次世代新聞素材管理ソリューション」「コンテンツマネジメントソリューション」を、5月より順次受け付ける。今後は「自治体向けデータ流通ソリューション」や「特許情報管理ソリューション」などの提供も予定されている。

 同社では今後3年間で「TX1」1000ライセンス、同製品を中核としたパッケージ型ソリューションで110億円の販売を見込み、XMLソリューション市場でのリーダーシップの確立を目指すという。

東芝ソリューション

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]