ラックは8月22日、プロキシ・アプライアンスの米Blue Coatと提携し、同社のプロキシ・アプライアンス「ProxySG」シリーズを9月1日から販売することを発表した。初年度で2億円の受注を目指す。
ProxySGは、URLによるアクセスの可否を制御する。URLフィルタリング・ベンダーのデータベースとの組み合わせにより、業務内容や職級にあわせて閲覧可能サイトを制限したり、掲示板・ウェブメールの利用を制限することもできる。
インターネット・メッセンジャーやPtoPソフトも制御できる。Blue Coatの「ProxyAV」と連携することで、HTTPとFTP経由で侵入するウイルスやワーム、スパイウェアを検知できる。
スパイウェアやボットによる被害が深刻化しているが、これらの脅威に対して企業内では、パソコンの端末管理などのクライアント・レベルでの対策が一般的となっている。この場合管理が煩雑になり、十分な対策ができないことが多い。ラックは、端末管理に加えてインターネットの出入り口であるゲートウェイ・レベルでの対策も求められているとして、ProxySGシリーズを販売する。
ラックは、ProxySGのポリシー設計・導入などのサービスも提供する。同製品の価格は以下の通り。
- ProxySG 200:(同時アクセスユーザー数の目安)10〜50=69万円〜
- ProxySG 400:(同)50〜100=100万円〜
- ProxySG 800:(同)100〜1000=175万円〜
- ProxySG 8000:(同)800〜3200=1100万円〜
ラックでは、自社で運営するオペレーション・センター「Japan Security Operation Center」でProxySGの運用管理サービスも展開する予定としている。