日本ヒューレット・パッカードは9月13日、ユーザー自身でのIT運用の改善とコスト削減を可能にするためのトレーニングサービスサービス群「実践!ITIL道場」を、本日より開始した。
ITIL(Information Technology Infrastructure Library)とは、ITサービス管理における業務プロセスと手法を標準化したもの。ITに関する社内規則や手順などの設定や見直しを行う際のガイドラインとして活用されているが、十分な計画を行わないままツールだけ導入した結果、ITILベースの運用が根付かずサービスレベルマネージャが育成されないといった問題が増加している。
今回開始される「実践!ITIL道場」では、ITIL実践に必要な各種トレーニングコースや現状分析、ITIL実践計画支援等のサービスを用意。ユーザーの状況を調査したうえで最適なソリューションを適宜選択し、4〜8カ月にわたり提供する。ユーザー自信で実行可能な計画立案をできるほか、IT運用の継続的改善と運用コストの削減も可能となる。また、ITIL実践に必要な知識の習得やプロセスを経験することで、IT業務プロセス改善をリードするサービスレベルマネージャも育成できる。
提供するサービスは「ITIL Foundation for IT Service Management」(3日間のトレーニング、ITIL Foundation資格取得可)が1名で税別24万円、「ITILオンサイト・ワークショップ・トレーニング」(2日間のオンサイトトレーニング、10から20名まで受講可能)が東京地区1開催で70万円など。