SAP、シーベルの顧客を対象に大幅値引きを開始

Alorie Gilbert(CNET News.com)

2005-10-19 17:07

 独SAPは、Siebel Systems製品から同等のSAPビジネスアプリケーションに乗り換える企業に対して、ソフトウェア価格の値引きを開始した。

 SAPが開始した「Safe Passage」と呼ばれるこの値引きプログラムは、OracleによるSiebel買収後にSiebel顧客情報システムのサポート・開発体制がどうなるかを心配している企業に照準をあてたもの。

 プログラムの一貫として、米国内のSiebelの顧客企業が同等のSAPソフトウェアを購入する際には、その企業がSiebelに支払っているライセンス料の75%までの金額をSAPが払い戻す。データ変換ツール、ソフトウェア導入サービス、教育なども用意されている。

 「SAPの新プログラムは、OracleのSiebel買収から生じた不安と、買収後に直面する可能性のある問題点に立ち向かおうとしている企業に、安全な道(safe passage)を提供する」とSAPは声明の中で語った。

 SAPは、今年初めにOracleがPeopleSoftを買収した際にも同様の値引きとサービスを導入した。その後、このサービスの提供先を、やはり今はOracleの傘下にあるJ.D. EdwardsやRetekのソフトウェアユーザーにも拡大した。

 Oracleは、会計ソフトから、購買、受注管理、販売用にいたるまで、多数のソフトウェアを提供する世界最大のビジネスオートメーションソフトウェアサプライヤーSAPを追い抜くことを目標に掲げている。買収を通じた拡大をその戦略とする同社は今年、ビジネスオートメーション分野の大手ライバル企業をいくつか買収した。

 Oracleの顧客は最近、同社の一連の企業買収について、また買収した企業を管理する能力について、多少の懸念を示している。しかし、SAPへの移行を実際に始めた顧客は、まだいないと思われる。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    マンガで解説!情シスが悩む「Microsoft 365/Copilot」の有効活用に役立つ支援策

  2. 運用管理

    データベース管理の課題を一挙に解決!効率化と柔軟性を両立する新しいアプローチとは

  3. セキュリティ

    セキュリティに対する意識や対策状況の違いが浮き彫り--日米豪における情報セキュリティの実態を調査

  4. セキュリティ

    もはや安全ではないVPN--最新動向に見る「中小企業がランサムウェア被害に遭いやすい」理由

  5. ビジネスアプリケーション

    AIエージェントの課題に対応、生成AIの活用を推進するための5つのデータガバナンス戦略

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]