インターウォーブン・ジャパンは11月7日、企業内はもちろん、企業間での情報共有や情報を活用したコラボレーションを実現するコラボレーティブドキュメント管理(CDM)製品「WorkSite MP日本語版」の販売を開始したことを発表した。
WorkSite MP日本語版は、ドキュメント管理機能を中核に、電子メール管理機能やコラボレーション機能、紙の帳票およびFAX管理機能、ワークフローなどを統合したエンタープライズコンテンツ管理(ECM)ソリューション。従来のWebコンテンツ管理製品に比べ、セキュリティや拡張性、パフォーマンスが強化されたことにより、企業内や企業間における高度な情報管理を実現する。
ドキュメント管理機能では、バージョン管理や承認ワークフロー、メタデータのカスタマイズや拡張が可能なほか、100万件以上のドキュメントや10万件以上のワークスペース、プロジェクトを管理することが可能。分散する1万ユーザー以上を管理できる拡張性も特長の1つとなっている。
また、コラボレーション機能では、セキュアなワークスペースやディスカッション機能、メールのアーカイブ、拡張性の高いシステム管理などにより、企業内の複数の部門や複数の企業間における容易な情報共有を実現する。さらに冗長構成が可能なことから、大規模システムにおいても信頼性の高いECMソリューションを実現できる。
日本国内では、すでにレンタル収納スペース事業を展開するピードモントがWebサイト管理の目的でWorkSite MP日本語版を導入し、効率的かつ効果的なECMソリューションを実現している。インターウォーブン・ジャパンでは、WorkSite MP日本語版を初年度20社に導入する見込みとしている。
米Interwovenのエンジニアリング担当シニアバイスプレジデント、David Nelson-Gal氏は、「日本は重要な市場であり、常にローカライズと機能強化を続けていくことをコミットしている。WorkSite MPは今後もより密に統合されていくほか、インターウォーブンのほかのソリューションとの連携も強化していく計画だ」と言う。
David Nelson-Gal氏はまた、「今後のECMアーキテクチャの方向性としては、より透明性の高いセキュアなソリューションやSOA(サービス指向アーキテクチャ)をベースとした管理機能、デジタル資産やドキュメント、レコードなどを管理するための統一されたメタデータなどを搭載し、導入してすぐに使えるソリューションを実現していく」と話している。