広島大学とマイクロソフト、4月よりアクセシビリティリーダー育成カリキュラムを開始

CNET Japan Staff

2006-01-20 10:52

 広島大学とマイクロソフトは1月20日、2004年10月に発表された協力関係を強化し、アクセシビリティリーダー育成に向けたカリキュラムを4月から開始すると発表した。

 この育成カリキュラムは、大学院生を含めた全学の学生1万5000人を対象に体系的に編成されたもの。育成カリキュラムを構成する授業は、通常の大学の授業と同様に扱われ、学生は単位を取得できる。講義は半期で2単位、実習は1年で2単位。

 広島大学は、ユニバーサルデザインを社会全体に展開することを可能にする指導者の育成を試みており、アクセシビリティに関するオンライン講座、授業(概論、実習、研究)を用意、アクセシビリティリーダー認定試験を実施する。

 マイクロソフトは、同社の技術や情報を提供するなどの面で協力する。また、このカリキュラムを修了した学生が、アクセシビリティリーダーとして社会で活躍するための研修によってこのカリキュラムを支援する。

 このカリキュラムは5段階のレベルから構成されている。レベル4の修了者は、広島大学によるアクセシビリティリーダーの認定試験を受けることができ、認定者の中でさらに意欲のある学生は、「社会を知る」「最新の技術動向を知る」「未来を考える」をテーマに、マイクロソフト提供する集中研修「マイクロソフト アクセシビリティ リーダー サマーキャンプ」に参加できる。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]