富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ(富士通SSL)は2月13日、複数の認証方式に対応したネットワーク認証環境構築サービス「ユーザー認証強化サービス」の提供を2月20日に開始すると発表した。選択可能な認証方式は、シー・エス・イーのマトリクス認証製品「SECUREMATRIX」、RSAセキュリティのワンタイムパスワードを使う二要素ユーザー認証製品「RSA SecurID」、イスラエルAladdin Knowledge SystemsのUSBトークン認証製品「eToken」の3種類となる。
ユーザー認証強化サービスでは、PCに対するログイン認証、ネットワーク経由の業務アプリケーションやファイルサーバなどの利用認証、SSL-VPNでのリモートアクセス認証、シンクライアント環境における利用認証というメニューを用意する。富士通SSLがネットワーク認証に関する要件をヒアリングし、最適な本人認証製品の選定、システムの提案、システム設計から構築および導入、連携製品の提案から導入までを担当する。
構築する認証システムは、数1000人から数万人の利用に耐えるという。さらに、認証サーバの二重化により、重要かつ大規模なシステムにも適用できる。現在のところ選択可能な認証製品は3種類だが、富士通SSLでは順次拡充する予定だ。
税別価格は160万円から。富士通SSLは2年間で2億円の売り上げを見込んでいる。