NECは2月17日、アプリケーションにプレゼンス機能を組み込むためのミドルウェア製品の新版「Presence Manager Ver2.0」を出荷開始した。税別価格は60万円から。
Presence Managerを利用すると、通話状態や位置情報、予定といった利用者の状態をリアルタイムで取り扱うプレゼンス管理機能を、アプリケーションに組み込むことができる。NECは、企業情報ポータル「StarOffice21/コミュニケーションポータル」のプレゼンス機能を、同ミドルウェアで実現している。
新版では、複数サーバによる負荷分散構成に対応し、最大10万クライアントを対象としたプレゼンス管理が可能となった。アクセス制御機能を強化しており、プレゼンス情報の参照権を適切な利用者に与えることができる。また、簡易メッセージ機能が搭載され、アプリケーションで統一的な通信機能の実装が容易に行える。
対応OSは、Windows Server 2003およびWindows 2000 Serverとなる。今後のバージョンアップでRed Hat Enterprise Linuxに対応する予定だ。