コニカミノルタビジネステクノロジーズ、コニカミノルタビジネスソリューションズ、NECアクセステクニカ、NECの4社は3月30日、複合機とIP電話システムを融合する製品群「UNIVERGEソリューション」を共同で開発、販売すると発表した。「SIP対応FAX機能」を搭載する複合機およびファクシミリと、「ユビキタス・ドキュメントソリューション」の開発と販売を共同で進める。
SIP対応FAX機能は、IP電話システムに複合機などを接続し、ファクシミリを利用可能とする技術。4月10日に同機能を搭載した最初の製品としてフルカラー複合機「bizhub C250」の販売を始め、企業向けファクシミリやフルカラー/モノクロ複合機を順次提供していく。4社では「今後販売する毎分20枚以上(A4横換算)の複写性能を持つ複合機に、SIP対応FAX機能を搭載する」としている。
一方のユビキタス・ドキュメントソリューションは、複合機やプリンタといった画像入出力装置とプレゼンス管理システム、セキュリティ管理システムなどを、IP電話環境上で組み合わせるもの。これにより、フリーアドレスを採用したオフィスにおいて、面倒な設定を行うことなく近くにある複合機やプリンタを利用したり、柔軟なコスト管理の仕組みを構築したりできるという。
4社は、SIP対応FAX機能を搭載する複合機と、ユビキタス・ドキュメントソリューションの販売を、北米および欧州に順次拡大する予定だ。