ゆうあいクリニック、検査データのセキュアな読影診断に「Citrix Presentation Server」を採用

CNET Japan Staff 2006年03月31日 17時02分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 シトリックス・システムズ・ジャパンは3月31日、医療法人社団ゆうあい会ゆうあいクリニックがクライアント/サーバ型の検査システムに「Citrix Presentation Server」を採用し、院外からセキュアかつ高速に検査データを処理できる画像配信システムを構築したと発表した。

 ゆうあいクリニックは、2004年7月に横浜や東京の病院が共同で設立した、PET(Positron Emission Tomography:陽電子放射断層撮影)装置などを使った画像診断に特化した検査専門機関。世界でも最大規模となる8台のPET装置を設置し、がんの精密診断からステージング、治療効果確認、再発確認、予後フォローまで、さまざまな段階で検査を行っている。

 同クリニックでは、提携医療機関に検査データを利用してもらう場合、院外から大容量画像データを処理することと安全性という2つの大きな問題があった。医療画像データの配信、保存フォーマットは、DICOM(Digital Imaging and Communications in Medicine)という規格で統一され、画像データ1枚に通信情報、患者情報、検査情報などの管理データも含まれる。ひとり分の検査データは数百メガバイトにもなる。

 さらに、検査データは秘匿性が高いことも問題のひとつ。提携医療機関の医師に対して、サーバに保管している検査データに高速かつセキュアにアクセスしてもらえる環境が必要だった。

 そこで同クリニックでは、院外からのデータ参照のために、2004年10月より画像配信システム「Flex View」の構築を開始。その中核となるインフラに、Citrix Presentation Serverを採用した。

 Citrix Presentation Severを使った画像配信システムでは、サーバ上で処理された結果だけをクライアント側に画面イメージとして送信するため、大容量の画像データを高速に処理できるようになる。また患者のデータをサーバ側で一括管理でき、医師のPCには作業した検査データを残さないため、高いセキュリティを実現した。

 さらに、海外出張時にもインターネット経由で画像データを参照できるほか、緊急時に院外から携帯電話で接続して画像データを参照できるような仕組みも構築している。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を読んだ方に

関連キーワード
経営

関連ホワイトペーパー

連載

CIO
IT部門の苦悩
Rethink Internet:インターネット再考
インシデントをもたらすヒューマンエラー
トランザクションの今昔物語
エリック松永のデジタルIQ道場
研究現場から見たAI
Fintechの正体
米ZDNet編集長Larryの独り言
大木豊成「仕事で使うアップルのトリセツ」
山本雅史「ハードから読み解くITトレンド放談」
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
松岡功「今週の明言」
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
大河原克行「エンプラ徒然」
内製化とユーザー体験の関係
「プロジェクトマネジメント」の解き方
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
セキュリティ
「企業セキュリティの歩き方」
「サイバーセキュリティ未来考」
「ネットワークセキュリティの要諦」
「セキュリティの論点」
スペシャル
ざっくりわかるSNSマーケティング入門
課題解決のためのUI/UX
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
「Windows 10」法人導入の手引き
ソフトウェア開発パラダイムの進化
エンタープライズトレンド
10の事情
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
Gartner Symposium
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
Microsoft Connect()
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
AWS Summit
PTC LiveWorx
より賢く活用するためのOSS最新動向
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
中国ビジネス四方山話
ベトナムでビジネス
米株式動向
日本株展望
企業決算