日立システムアンドサービス(日立システム)は4月5日、中規模企業向けのERPソリューション提供を加速するために、SAPジャパンとサービスパートナー契約を締結したことを発表した。契約は2006年4月1日に完了している。
SAPサービスパートナーは、SAPソリューションの導入やインテグレーションをサポートするSAPジャパン認定のパートナー企業プログラム。日立システムでは、上流コンサルティングから、業務プロセス/ソリューションコンサルティング、システムコンサルティングなどのサービス提供を通じ、顧客企業に戦略的ビジネスコンサルティングを提供していく。
今回の契約で日立システムは、同社が提供するEPM(Enterprise Performance Management:企業パフォーマンス管理)ソリューションや DCM(Demand Chain Management)ソリューションなどの周辺ソリューションを含め、企業の基幹システム構築における総合的なソリューション提供体制を確立したい考えだ。
これまでは日立グループのメンバーとして日立グループの顧客に対して行ってきたSAP関連ビジネスを、中規模企業を主なターゲットとして独自に展開する。ERP関連ソリューションの開発も含め、2008年度に約20億円の受注を見込んでいる。