CA、Winnyを介した情報漏えい問題「IT資産管理とウイルス対策の徹底が不可欠」

WebBCN (BCN)

2006-04-07 11:58

 コンピュータ・アソシエイツ(CA、根塚眞太郎社長)は4月6日、ファイル交 換ソフト「Winny」を介した情報漏えい問題に関し、企業や自宅・SOHOの採る べき対策について同社の考え方を発表した。

 企業における対策では、Winnyなどの業務に不必要なソフト、プログラムを 勝手にインストールしたり、利用していないかを監視。必要に応じて確実に排 除し、IT資産管理を徹底することが重要としている。

 また、Winnyを介して感染を広めるウイルスの一種である「Antinny」は、亜 種を含め70種類以上が確認されており、最新のウイルスにも即座に対応できる ウイルス対策ソリューションで、社員のPCからサーバーなど企業のシステム全 体を守ることが大切だと述べている。

 同時に、セキュリティポリシー(方針)の策定と徹底といった「人」へのセ キュリティ対策で社内データの持ち出しや個人のPCから社内システムへの接続 などの行動に潜むリスクについて、社員1人ひとりに理解してもらうことの必 要性にも言及した。

 一方、自宅やSOHOについての対策では、「Antinny」の全種に対応する最新 のウイルス対策ソフトを使用することが最も重要と説いている。

 CAでは、自宅のPCでWinnyを利用している場合、知らないうちに「Antinny」 などに感染し、個人情報や会社の重要機密情報を気付かないうちに流出させた り、感染したPCを会社のネットワークに接続すると、社内ネットワークを「An tinny」に感染させる危険があると指摘。その危険防止には、「Antinny」の全 種に対応するウイルス対策ソフトを使用することが最も重要な対策になると呼 びかけている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    警察把握分だけで年間4000件発生、IPA10大脅威の常連「標的型攻撃」を正しく知る用語集

  2. セキュリティ

    まずは“交渉術”を磨くこと!情報セキュリティ担当者の使命を果たすための必須事項とは

  3. セキュリティ

    「2024年版脅威ハンティングレポート」より—アジアでサイバー攻撃の標的になりやすい業界とは?

  4. ビジネスアプリケーション

    Microsoft 365で全てを完結しない選択、サイボウズが提示するGaroonとの連携による効果

  5. セキュリティ

    生成AIを利用した標的型攻撃とはどのようなものなのか?実態を明らかにして効果的な対策を考える

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]