日立製作所情報・通信グループは4月24日、世界最小クラスの非接触ICチップ「ミューチップ」をはじめとするRFIDタグを活用し、工場における製造ラインの設備/部品管理や工場内への入退場管理などを可能にする製造業向けRFID活用ソリューション「HitRimp」(ヒットリンプ)を製品化したことを発表した。2006年4月26日より出荷を開始する。
同製品は、茨城県日立市にある同社の大みか事業所の製造ラインでRFIDタグの適用を進めた際に蓄積したノウハウをベースに開発したもの。今回は、製造ラインの設備について、設置から廃棄までの履歴管理や稼働スケジュールなどの情報を一元管理する「HitRimp/設備管理」のほか、工場内への入退場管理の「HitRimp/入退場管理」、アクティブタグを利用して位置情報を管理する「HitRimp/ロケーションマネージャ」を提供する。
価格は、HitRimp/設備管理が315万円より、HitRimp/入退場管理が157万5000円より、HitRimp/ロケーションマネージャが315万円より。HitRimp/ロケーションマネージャは、2006年6月30日に出荷が開始される予定。日立では、今後3年間で70億円の売上を見込んでいる。